ベトナム出張者必見!現地での手土産調達ガイド

はじめに

日本から取引先を訪問する際に、手土産を持っていく場合・場面は多いかと思います。

取引前の工場視察や、定期的な工場監査で訪れる場合などですよね。

そんな時、うっかり手土産を買い忘れた場合や色々な事情で用意できておらず

現地調達しなければいけない時の情報をまとめたいと思います。

昔はこういうお土産が多かった

昔はふりかけや佃煮などをよくいただいた

本題に入る前に、以前私が駐在していた時にいただいていたお土産で多かったものを共有させていただきますね。

もう10年以上前になりますが、その当時よくいただいていたものでかつ印象に残っているのは次のようなものです。

(1)煎餅などの焼き菓子

(2)ふりかけ・お茶漬け

(3)佃煮やコーンフレークなどの瓶詰めの保存食

(1)は、事務所全員に向けてのお土産で、一箱の中に入っている数も多いので事務員に配りやすいお土産の定番と言えるのかもしれません。

それとは別に私たち駐在員向けによくいただいていたのが(2)や(3)。

日本にいる方からすると、

「駐在員は日本食が恋しいだろう」

という心配りからこのようなものを選んできてくださっていたのだと思います。

私たちの暮らしていた寮は、ハノイの中心地から車で1時間くらい離れた郊外にありました。

周囲に日本食レストランはなく、週末や限られた時にしか日本食を食べられない環境であったため大変ありがたかった記憶があります。

当時は日本食材を販売している店がハノイ市内にありましたが、そのようなお店の数自体少なかったです。

輸入して調達しているため、日本ならスーパーで売っているような物でも大変高価で珍しかったです。

そのため、お世辞抜きに嬉しく感じた記憶があります。

今は事情が変わっています

しかし、今では日本食材を販売している店・スーパーが増え、昔よりも豊富に品が入手できるようになりました。

私が以前勤めていたような郊外のエリアにも日本食レストランが何軒もできました。

日本食自体がそれほど特別なものではなくなりましたね。

そのため上記のような品に対する希少感は薄れてきていいると思います。

ただし、訪問先がハノイやホーチミンなどの中心地から車で3〜4時間も離れた地域ですと、まだまだ日本食材の購入が難しい状態かもしれません。

事前にどのくらいの場所に位置しているのかヒアリングをしておき、判断をされると良いのではないかと思います。

また地方の企業でしたら、その土地の郷土土産などを持って行かれるのは良いかもしれません。

そういうお土産を持っていく事自体が、話題のネタになることも十分ありますし。

でも、そうでなければ駐在員用に特別なものを買っていく必要性はないかなと私は思います。

日系企業に持っていけるような手土産の入手は困難

前項で書いたように駐在員向けのお土産は特になくても良いかもしれませんが、会社として(形だけでも)手土産を持っていくことは必要でしょう。

多くの方は、成田や羽田といった空港の中のお土産店で購入されるのではないかと思います。

しかし、購入し忘れたり、時間がなくて購入できなかったりする場合もあるのではないでしょうか。

また、滅多にはないですが、滞在期間が長くスケジュールが流動的な出張の場合、現地で訪問先が追加されるような場合もあるかと思います。

急遽手土産を用意しなければならなくなります。

日本であればコンビニでも手土産になるような物が販売されており、困ることはありません。

(土地によっては、そのコンビニを探すこと自体が大変な時もありますが)

しかしベトナムだと、どこにどのような物が販売されているのかがわからないため、大変困るわけです。

スーパーでクッキーか大手商業施設に入店しているお店で調達

スーパーでクッキーを購入

現地で急遽訪問が決まったような場合でしたら、スーパーでクッキーを購入して持っていくのが最も現実的な調達方法ではないでしょうか?

日本では手土産というと、個包装されていて、日持ちの良いものが良いと言われていますね。

かつ、訪問先の人数なども考慮してある程度の数量が入っている品がベストです。

しかし、全ての条件を満たす品を探すのは案外難しいです。

どこかのポイントを妥協するしかありません。

上記のポイントをカバーした「ザ・お土産」という品はあまりないので、渡す時の見栄えを考えると、クッキーあたりが最も無難な選択になるのではないかと思います。

缶入りのクッキーであれば、大概どこのスーパーでも販売されています。

万が一の場合には、これで妥協しましょう。

少しでも体裁を整えるのであれば、大手商業施設に入っているお店で調達

最近ではロイズやシャトレーゼといった日本の菓子メーカーも多くベトナムに進出しています。

生菓子だとやはり状況によっては適当ではありませんので、ロイズのような店で個包装された菓子をチョイスすると良いかもしれません。

大手商業施設に入店しているような日本でも有名な日系メーカー、日本人が現地で起業されたようなお店であれば、イメージに合った手土産を用意できると思います。

ホーチミンとハノイで困った時はとりあえずここに行こう

大抵の出張者はホーチミンあるいはハノイを中心に行動をすると思います。

それぞれの活動拠点の近くにある手土産入手スポットをチェックしておきましょう。

ホーチミンの市内であれば高島屋の地下2階がベストチョイスかと思います。

営業時間も確か21時くらいまでと長いため、郊外の取引先の訪問を終えて、帰ってきてから購入しに行くこともできます。

ハノイに高島屋はありませんが、日本人街のあるリンランエリア近くのロッテタワーの中にロイズが営業していますよ。

今後も、新しい手土産購入スポットがあれば、この記事を更新してお知らせするようにしますね。

袋の調達も案外難しいので注意

もし、上述したように地元スーパーなどでクッキーなどを調達する場合は、手土産に相応しい包装が用意されない可能性が高いです。

その場合は別途袋の調達も必要になる点はご注意ください。

スーパーのロゴの印刷されたビニール袋ではさすがに格好がつかないとは思いますので(^^;

近くにダイソーがあれば、そこで適当な紙袋が販売されていることもあります。

一般的なスーパーでも紙袋が用意されている可能性もありますが、見つけるのが大変かもしれませんので、その点でもご注意ください。

紙袋が必要な場合は、スーパーの中を一周してチェックし、見つからない場合はレジ周辺を確認してみましょう。

(英語やベトナム語でコミュニケーションできる場合は、店員に聞くのが一番速いです)

まとめ

現地法人訪問時に持参する手土産について、特に現地での調達方法についてまとめました。

一度、購入できる店を見つけ出せれば良いのですが、それまでが大変ですよね。

また、せっかく見つけたお店が閉店してしまうことも十分に考えられます。

できれば、何店舗か手土産調達用のお店を確保しておくと次回以降は安心できるかと思います。

0 0 votes
Article Rating
おすすめの記事