モバイルバッテリー・シェアリングサービスの利用状況
データソース:モバイルビッグデータ監視プラットフォーム
敷金無料でモバイルバッテリーをレンタルできるモバイルバッテリー・シェアリングサービスは、2019年上半期で95.4%に達しています。「芝麻信用(セサミ・クレジット)」は2016年末に「来電科技(ShenzhenLaidian Technology)」のサービスを利用するにあたり、信用スコアによって敷金を無料にするサービスを開始しました。これにより、敷金無料でモバイルバッテリーをレンタルすることが当たり前の時代となり、ユーザーの使用プロセスが短縮されただけでなく、使用頻度も上昇しました。現在、モバイルバッテリー・シェアリング業界は、敷金徴収によるレンタルモデルから信用によるレンタルモデルへと変化しています。
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2019年7月に発表された「Trustdataレポート:2019中国の共有充電業界の発展分析概要」によると、2019年6月時点におけるモバイルバッテリー・シェアリング業界のシェア争いは「三電一獣」となっており、「街電」「小電」「来電」「怪獣充電」の4社が市場シェアの96.3%を占めています(ミニプログラムページのユニーク訪問者数、モバイルバッテリーの実際の起動回数、使用期間等から総合的に分析)。
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モバイルバッテリー・シェアリングサービスの運営・設置場所は、ショッピングモール、ホテル、レストラン、映画館、空港、高速鉄道駅等、幅広く分布していますが、中でもショッピングモール、レストラン、空港、高速鉄道駅では設置率が50%を超えています。
モバイルバッテリー・シェアリングサービスのユーザー数や年齢層は?
データソース:モバイルビッグデータ監視プラットフォーム
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2019年6月時点におけるモバイルバッテリー・シェアリングサービスのユーザー数は1億3000万人程度で、ビジネスパーソン、若い女性の利用者が多くなっています。また、30歳以下の若いユーザーが約7割を占めています。
モバイルバッテリー・シェアリングの地域別利用状況
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同市場のうち、第一線都市と第二線都市の割合が半分以上を占めていますが、増加率では第四線都市と第五線都市がもっとも大きくなっています。
OS別の割合について
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OS別に見ると、Androidユーザーが50.3%を占め、月間平均使用頻度は1.7回、注文完了一回の平均使用時間は49.8分です。一方、Appleユーザーは49.7%で、月間平均使用頻度は2.1回、注文完了一回の平均使用時間は57.1分でした。
ユーザーのエントリーポートや約束履行状況
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2019年上半期のモバイルバッテリー・シェアリング利用者のエントリーポートは66.8%がアリペイ経由で、WeChat経由は33.2%。また、2019年に敷金無料でモバイルバッテリー・シェアリングサービスを使用したユーザーの返却履行率は99.6%に達しており、不履行率はわずか0.4%でした。
モバイルバッテリー・シェアリングの使用頻度
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2019年上半期のモバイルバッテリー・シェアリングサービスの利用者数は200万人以上に達しており、1台のモバイルバッテリーの年間累積使用回数は平均50回超でした。曜日別に見ると、土・日が60%以上を占め、平日では水曜日の使用がもっとも多い傾向がありました。また、利用時間のピークは午後2時〜3時、午後5時〜6時でした。