南アフリカのグローバル・マーケット・リサーチ企業「ニュー・ワールド・ウェルス(NWW)」が毎年公表している「世界富裕都市ランキング」。その最新版でインドのバンガロールが今後10年間で大きな成長が期待できる「注目都市」に選ばれました。
同レポートは「急成長しているバンガロールは“庭園都市”“インドのシリコンバレー”と知られており、主な産業はIT、BPO、バイオテック。グローバル企業のR&Dセンターが集まっている」と紹介されています。また、デリーとハイデラバードも「注目都市」に選ばれており、「注目都市」8都市中3都市をインドの都市が占める結果となりました。
各都市に住む個人の資産を合計して格付けする同ランキングですが、今年はニューヨーク(3兆ドル)、東京(2.5兆ドル)、サンフランシスコ・ベイエリアとロンドン(ともに2.4兆ドル)がトップ3に。5位と6位、8位、10位に北京、上海、香港、シンガポールがランクインしており、トップ10の内、半数をアジアの都市が占めました。なお、インド最上位の都市はムンバイ(12位、9600億ドル)で、ムンバイはここ数年同ポジションを維持しています。
今年初め、英オックスフォード・エコノミクスは「2019年から2035年の間にGDPが急成長する上位10都市全てをインドの都市が独占する」と推測。バンガロールの年平均成長率を8.5%と推算し、世界3位に選出しました。ハイデラバードも4位(8.47%)にランクインしているため、今回両都市が「注目都市」入りしたことは見当違いとは言えないでしょう。
「2019年世界富裕都市ランキング」トップ10は以下の通りです。
1、ニューヨーク(3兆ドル)
2、東京(2.5兆ドル)
3、サンフランシスコ・ベイエリア、ロンドン(2.4兆ドル)
5、北京(2.1兆ドル)
6、上海(1.9兆ドル)
7、ロサンゼルス (1.4兆ドル)
8、香港(1.2兆ドル)
9、シドニー(1.1兆ドル)
10、シンガポール(1兆ドル)