目次
はじめに
ベトナム出張中に大きな買い物をすることはほとんどないでしょう。
ただ、偶然買い物をせざるを得ない場面がないわけではありません。
例えば次のようなケースに遭遇した人は私の知り合いにもいます。
「靴がダメになってしまった」
「スーツケースの車輪が壊れた」
そこで簡単ではありますが、この記事ではベトナムにおいてちょっと大きな買い物をしなければならなくなった時の話題を取り上げてみたいと思います。
ベトナムで大きなものを購入する場合、どこに行けば良いか?
ベトナムへ初めて出張する場合、ほとんどの人はハノイやホーチミンに行かれるのではないでしょうか?
当サイトではあまりベトナムに馴染みのない日本人ビジネスパーソンには、出張期間中安心して出張をこなす為にも日本人街周辺に宿泊することをお勧めしています。
そうすると、消耗品以外の品を購入するために行くべき店は大体決まってきます。
それは比較的大きな商業施設です。
そして、ベトナムにおいては次の理由からVinグループの商業施設が最も良い選択肢ではないかと思います。
- 数が多い
- 日本人街の近くにも施設がある
- 日常品の購入できるスーパーから一流ブランド、飲食店まで大体必要と思われる店舗が網羅されている
- 店舗によってはユニクロやマツモトキヨシなどの日系ブランドが出店されている
そのため、宿泊されるエリアから最も近いVinグループの商業施設、Vincomの場所をチェックしておくことをお勧めします。
ただし、例えば工事に必要になる電線や工具などはまた別ジャンルとなります。
それらについては別記事にするか、本記事を更新する際に情報として増やしていきたいと思います。
希望の商品を入手できそうな店
宿泊先近くのVincomを探せばどうにかなるというのが私の結論ですが、もう少し具体的な店舗などの情報をまとめておきたいと思います。
また、Vincom以外の商業施設についてもまとめておきます。
複合商業施設
まずは商業施設
複合商業施設としは上述したVincomも含め次の3つを覚えておいていただければと思います。
- Vincom
- イオン(AEON)
- ロッテマート
Vincom
2024年現在、ベトナムには63の省と市があるのですが、このうち48の省市に89のVincomがあるそうです。
つまり、ハノイやホーチミンなどの日本人街に宿泊していない場合あるいはそれらの近隣の省にある取引先を訪問される場合でも、近くにVincomがあり何かしら調達することは可能だと思って良いということになりますね。
イオン(AEON)
一方、イオンは本記事執筆時点で6つベトナムにあるようです。
ハノイ、ホーチミンの他に港町のハイフォンそして東急グループが大きく投資をしているビンズオンの4省市にあります。
以前ホーチミン商工会のイベントで聞いた話によると、これからもどんどん投資を続けられるようです。
イオンは日本と同様郊外型店舗展開を進めているようなので、出張者がちょっと買い物をするのには距離的なハードルが高いかもしれません。
そのため、ハノイやホーチミンの市内で買い物をするのであれば、Vincomを探す方が良いと思います。
ちなみにイオンはベトナム語的に発音すると、アルファベットをそのまま読んで「アエオン」となります。タクシーを使う時などは苦戦するかもしれませんので、ご注意ください。
ロッテマート
ロッテマートは韓国資本のロッテが投資している商業施設です。
本記事執筆時点でベトナム8省市に15店舗あるそうです。
韓国資本だけあって、大規模な投資を続けていますね。
今後も増えることが予想されます。
ロッテマートは韓国資本ですが、日系のブランドが入っていることがないわけではないので、もし近くにあれば覗いてみても良いかもしれません。
ドラッグストア
日系のドラッグストア大手もベトナムには注目しているようです。
現時点で次の3つのドラッグストアチェーンがベトナム進出を果たしているようです。
- マツモトキヨシ
- ツルハドラッグ
- ウェルシア
「1」はホーチミンのVincomにあることを確認済みです。
「2」はあるようではあるのですが、私は実店舗を見たことがありません。
「3」はイオングループなのでイオンの中で見かけたことがあるかもしれませんが、はっきりと記憶には残っていませんね。
消耗品の記事でも書いたとおりどうしても日本で販売されている商品を手に入れたいときにはこれらの店舗を見てみるのも良いかもしれません。
ただし、店舗数はまだまだ限られています。
探す労力を考えると日本の商品を輸入販売している店に行き自分が欲しい商品に近いものを購入した方が良いかと思います。
その他の日系店舗
その他にベトナムに進出している日系の店舗は次のようなところがあります。
- ユニクロ
- 無印良品
- コーナン
ユニクロ
ユニクロは以前からベトナム人の間では人気なブランドでした。
それがベトナムに進出しました。
ベトナム独資の商業施設であるVincomなどにも出店しています。
商品にもよると思いますが、購入するときに日本円に換算すると案外高いと思いますので、その点は注意です(^^;
無印良品
無印良品は2024年3月時点でハノイ、ホーチミンそしてビンズオンに8店舗があるようです。
イオンだけではなくVincomの中にも出店しています。
コーナン
コーナンは本記事執筆時点で
ハノイ、ハイフォン、ホーチミン、ビンズオンそしてドンナイの5省市に13店舗があるようです。
ビンズオンやドンナイといった日系製造工場の多いエリアにあるので、取引先がこのエリアにある場合でしたら、設備の設置などで必要な工具や消耗品を調達するには都合が良いと言えるかもしれませんね。
コンビニ
現在ベトナムには非常に多くのコンビニがあります。
日本でもお馴染みのコンビニは次のとおりです。
- ファミリーマート
- セブンイレブン
- ミニストップ
- サークルK
- WinMart(厳密にはコンビニと言うよりミニスーパーという印象)
私のイメージになりますが、おそらく日本人にとって存在感が大きいのはレタントンのファミリーマート。
ここは飲み会の時の集合場所としてもよく話題に出るので覚えておいて損はないかと思います。
街中に多く目にするのはサークルKやWinMartでしょうか。
「1」〜「3」はまだハノイには進出していないので、北部へ出張される方は見かける機会はないと思います。
クレジットカードが使えるお店
上記で挙げたような都市部にある店舗では大体クレジットカードが使えます。
安心してください。
観光地にある個人経営の店舗や伝統的な市場ではまだまだ現金決済しかできない店舗がほとんどだと思いますので、状況を見て買い物に行く準備をすると良いのではないでしょうか。
ただ、クレジットカードが使えても、たまに決済端末(カードの読み取り装置)が壊れていて使えなかったりすることもあるということは心に留めておいても良いかもしれません。
ベトナムではまだまだある程度の現金を持っておかないと安心できませんね(^^;
値切り交渉は場所を考えてトライしよう
最後にメモを一つ。
よく観光ガイドや旅行の指南書の中で
「ベトナムでは値切り交渉をしてみよう」
などと書かれているのを見かけます。
しかし、それは観光地の個人商店や明らかに高価な民芸品などに対してやるべきだと思います。
上記のような商業施設では値下げはしてもらえません。
店員も自分で値段を決められないような立場の人ですし、言われても困るというわけです。
最悪、売ってもらえないような事態になることもあるので、くれぐれもお気をつけください。
※私は昔、ノイバイ空港の国内線で販売されていたフランクフルトの値段を聞いたとき冗談で
「(ベトナム語で)高いね」
と言ったところ、店員が不機嫌となり売ってもらえないという事態になった苦い経験があるので…以後は結構注意をしています。
まとめ
ベトナムにおける買い物事情をまとめました。
出張の最中に大きな商業施設へ足を運ばないといけないような状況が発生することはほぼないとは思います。
しかし100%ないわけではありません。
万が一、何かしら買い物をしなければならなくなった場合の参考になれば幸いです。